日本書字文化協会は、公共性高く理想を掲げ、文字文化の伝承や発展の為に貢献する団体です。

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伝統文化大会

年賀はがきコンクールは硬筆で指定課題のみ、学生書き初め展覧会は毛筆で指定課題と自由課題があります。書文協では、両コンクールともに、指定課題共通テーマは、第6回に引き続き「新年の抱負」としました。 日本では古くから、正月にお年始の風習が盛んでした。旧年中の交流を謝し、新年を祝い、今年の抱負(決意)を述べ、一層の交流を願うのです。遠方の相手などには手紙で年始を代用することが慣例となったのが年賀状・年賀はがきです。  2019年は天皇の退位、新天皇の即位があり、5月1日に改元されます。平成最後の年となるわけです。また、東京オリンピック・パラリンピックが翌年7月に迫り、ムードが高まるでしょう。  各自にも様々な出来事の予定・予想があると思います。決意、目標は自分にとって前向きで、世の中のためにもなることが大事です。 伝統文化大会への出品が、新年の抱負を固めるきっかけになれば幸いです。 (参考)  日本では古くから、正月にお年始の風習が盛んでした。旧年中の交流を謝し、新年を寿(ことほ)ぎ、抱負(決意)を述べ、新年の一層の交流を願うのです。遠方の相手等には手紙で年始を代用することが慣例となったのが年賀状(はがき)です。書き初めは、初めて文書を書く宮中の行事として始まりましたが、新年に改まった心で抱負(決意)を書く行事の意味合いが強くなりました。











月刊書字文化


幼児(年少年中)
けいこ
なまえ

幼児(年長)
おめでとう
なまえ

小1
おめでとう
げんきにあいさつ
三十年正月
小一 氏名

小2
おめでとう
たくさん字をおぼえます。
三十年正月
小二 氏名

小3
あけましておめでとう
早起きをするようにします。
三十年正月
小三 氏名

小4
新年おめでとうございます
ていねいな言葉を使うようにします。
平成三十年正月
小四 氏名

小5
新年おめでとうございます
下級生のめんどうをしっかりみたいと思います。
平成三十年正月
小五 氏名

小6
明けましておめでとうございます
中学生になったら地域のボランティア活動に参加します。
平成三十年正月
小六 氏名

中学(楷書、行書同一)
明けましておめでとうございます
問題を自分で考え、何が良いか判断して行動できるようにします。
平成三十年元旦
中一、二、三 氏名

高・大・一般(行書)
謹賀新年
国際交流を深め、異文化の理解と共に日本の伝統文化を大切にします。
平成三十年元旦
氏名



月刊書字文化


幼年(年少―年長)半紙


小1 半紙 
かく

小2 半紙
とぶ

小3 八ッ切
つよい心

小4 八ッ切
芽を出す

小5 八ッ切
空を飛ぶ

小6 八ッ切
一念発起

中1行書 八ッ切 
頂上に挑む

中2行書 八ッ切 
学成り難し

中3行書 八ッ切 
力耕不吾欺

高校 半切 
<漢字の部>
人一能之己百之
<かなの部>
元日や上々吉の浅黄空  小林一茶

大学 半切 
<漢字の部>
大道無門千差有路
透得此関乾坤独歩
<かなの部>
新しき 年のはじめに 思うこと ひとつ心につとめて行かな



― 解説 ―

全国学生書き初め展覧会
◆中2:学成り難し
「偶成(ぐうせい)」という題の漢詩の一節「少年老い易(やす)く学成(がくな)り難(がた)し」からの言葉。若いうちはまだ先があると思っているが、年月はすぐに過ぎて、年を取ってしまう。だから若いうちから勉学に励まなくてはいけない、という意味です。漢詩は続けて「一寸(いっすん)の光陰(こういん)軽(かろ)んずべからず」と続きます。

  ◆中3:力耕不吾欺
「力耕吾(りきこうわれ)を欺(あさむ)かず」。力で耕(たがや)す、とは力を込めた野良仕事を指します。田畑を一生懸命に耕せば、田畑は耕した人を欺かないでよく実る。つまり、自分が力を尽くせば,望む結果が出ると言う意味です。中国の昔の詩人陶淵明(とうえんめい)の言葉です。

◆高校漢字の部:人一能之己百之
「人一(ひと)たびしてこれを能(よ)くすれば、己之(おのれこれ)を百たびす」。他人  が一回でできることなら、自分は百回やってみる、という意味。努力を重ねれば、必ず目的を達成できるという教えです。「四書」の一つとして知られている「中庸(ちゅうよう)」に出てきます。

◆高校かなの部:元日や上々吉の浅黄空  一茶
江戸時代の俳人、小林一茶の作。「上々吉(じょうじょうきち)」 とは、このうえなくよい、という意味。「浅黄(あさぎ)」わずかに緑色を帯びた薄い青色のこと。今年の元旦は、とびきり上等の元旦だ。真青な空もなんと気持ちのよいことか、というめでたい句。

◆大学漢字の部:大道無門千差有路 
透得此関乾坤独歩

大門無道(だいもんむどう) 千差路(せんさみち)有り 此の関(かん)を透得(とうとく)せば 乾坤(けんこん)に独歩せん大きな道路には門がなく、四方八方にあけっぱなしである(千差路有り)。この無門の関をつらぬいて大道に至ったならば(透得せば)、その人は大手をふって天地(乾坤)を歩くことができるであろう、という意味とされます。 中国の仏教書「無門関」(禅僧、無紋慧開(むもんえかい)著)にある言葉で、仏道に一定の入り方はない、という意味だとされます。

◆大学かなの部:新しき 年のはじめに 思うこと ひとつ心に 
つとめて行かな
歌人で精神科医でもあった茂吉は、大正から昭和初期にかけてアララギ派の中心人物でした。歌の意味は、物事に精を出していきたい、ということで、新年の素直な決意を歌でさらりと表しました。