歴史・理念・教育目標

歴史

日本書字文化協会(書文協)は2012年2月、東京都中野区に本拠を置いてスタートしました。
「書字」という考え方を進める完全非営利型の一般社団法人です。全国規模の書字能力検定試験及び実力課題検定、指導者ライセンス(資格)試験実施と段級付与、全国書写書道大会(総合大会、伝統文化大会、臨書展)開催、各地での講習会等の活動を実施。付属の書写書道専修学院を運営しています。

「書字」という言葉は日本の教育界に古くからありましたが、2011年の文部科学省学習指導改訂によって注目されました。同要領では、小中学校で教わる国語の一環としての書写と、高校芸術科目としての書道の連続が強調され、単に書写という技術だけでない文化としての書写書道に関心があつまりました。こうした流れを受けて、従来の小中学校での書写と高校書道を一本にして学ぶため日本書字文化協会の名で事業を進めることとなりました。

書文協の理念と公共性高い運営は公益財団法人文字・活字文化推進機構に高く評価され、夏・冬の両大会とも共同主催していただいています。同機構は平成17年の文字・活字文化振興法が超党派で成立・施行されたのを受けて設立されたものです。
また、書文協の活動は、学校の先生方の教科研究機関である全日本書写書道教育研究会(全書研)に評価され、書字文化の研究などで共同歩調をとっています。

理念

■書字文化の日常的広がりを
書文協は、言語能力を育てようという教育界の流れに応えて、文字を書く技術だけでなく、ことばの力も身につく学びを進めています。あわせて、学習指導要領に沿って小中学校の書写と高校の芸術書道を一貫した理論と技術で教えてまいります。「継続する力」の養成に力を入れており、書文協での履歴は完全遮断された個人情報サーバーに保存され、求めに応じて成績証明書として発行されます。この証明書は、受験など学校教育でも高く評価されます。
また、附属書写書道専修学院を運営。大会課題を取り上げた錬成会、講習会を全国各地の書塾のご協力を得ながら開催してきました。

お互いが切磋琢磨し、ともに学び合う中で能力を伸ばしていく「一芸としての書写」が合言葉です。書写という基礎基本の学びは「型」をしっかりと習得していくものですが、「型」に入るのは、いずれ必ずや「型」を出るためでもあります。たくさんの文字・言葉に触れ、豊かな人間性を育みながら、書字文化、伝統文化を守ってまいりましょう。

教育目標

一、書写書道の学びを通じて人格の向上を目指す
二、学習指導要領にのっとり基礎基本(型)の徹底的な習得を第一とし、その上で型から出
でて用美一体の境地を目指し、また諸芸術の世界を学ぶ
三、技能とともに文字の学びを通じて言葉の力(言語能力)の涵養を図る
四、手書き文字文化の振興に貢献し、伝統文化の継承に努力する
五、公共性を堅持するとともに、目標を同じくする各地教室と共に、職業としての書写書
道指導の確立に努める