指導者ライセンス(資格)

書文協指導者ライセンス実施概要

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書文協では、正しく、美しい日本語を継承、発展させる決め手として硬筆の練習に力を入れています。更に、基礎力を養い、表現の幅を広げるために毛筆の学びも充実させております。その第一歩が硬筆、毛筆の実力(課題)検定の実施です。硬、毛共に旧来行っていたS・A・B・C・D成績方式の検定から「評価の観点」を明確にした実力(課題)検定に順次切り替えております。
指導者ライセンスは、硬筆、毛筆共に検定を受験しておくことは条件ではありませんが、実力(課題)検定15巻シリーズのテキストは手元に置かれ、学んでおかれることをお勧めします。テキストは一巻600円+消費税です。

1.目的
「評価の観点」を明確化した学習体系は、検定、ライセンス、コンクールに渡って貫かれています。学習者、指導者にわたり広く、はっきりとした手応えをもって学び合うその要として本指導者ライセンスを実施するものです。

2.概要
ひらがな学習に始まり、書写の基本からカルチャーまで教える力がどれだけあるかを書文協が保証するのが書文協指導者ライセンス(資格)です。初級、中級、上級、師範の4段階があります。えんぴつ指導者ライセンスのランクは別に定めたものがあります。試験は技術、知識を実技試験と筆記試験で行います。
筆記試験では、とめ、はね、はらいなど基本的ルールをまとめた「評価の観点」の理解、的確な説明力、言語感覚を磨く機会として言葉の力に関する問いもあります。理解力、判断力、表現力はこれからの日本語学習の要でもあります。
実技試験では、ひらがな46文字に始まり、実用性と作品化までの実力を図るものとなっています。特にえんぴつ指導者ライセンスはひらがなに特化しています。

3.ライセンスの種類(受験資格)
硬筆ライセンス、毛筆ライセンス共に初級から順に受験していきます。ただし、えんぴつ指導者ライセンスのみ硬筆ライセンスとは別立てです。

・えんぴつ指導者ライセンス
ひらがなに特化(小学5年生~)

・硬筆指導者ライセンス
初級=ひらがな・楷書(中学生~)
中級=初級の内容+行書(高校生~)
上級以上=初級、中級の内容+草書( 〃 )

・毛筆指導者ライセンス

・カルチャー部門指導者ライセンス

※毛筆、カルチャーについては2022年度以降のご案内となります。
※旧来の指導者ライセンスも当面の間実施しております。詳細については書文協本部事務局までお問合せください。

2.試験内容
1)筆記試験
指導において何が大事かをおさえているかが問われます。難しいことをいかに多く知っているかを問うのでありません。また、学びの要点をおさせることを目的に用語をおさえておくことも必要です。

4.実技試験における審査の観点
初級から師範の段階に応じて、主に以下のような「評価の観点」があります。
①とめ・はね・はらいが正確である ②字形が整っている ③文字の大きさが適切である ④筆圧を含め硬筆、毛筆ともに用具の特性を理解している ⑤実用性、作品化を習得している。

5.実施月
・申し込み 3月、9月
・試験日  5月、11月
※旧来のライセンスにおいては、検定の進み具合によって、申請、及び受験できるライセンス段階が決まります。自分の検定成績に注意し、自己申告してください。

7.受験料
・えんぴつ指導者ライセンス 3,000円(消費税別)
・硬筆ライセンス初級    6,000円(消費税別、中学生は1割引)
※その他、要項をご確認ください。

8.申し込み方法・締め切り
事前に受験料をお振込みの上、所定の申込書にて実施前々月の20日までにお申し込みください。
 <振込先> ゆうちょ銀行
=振込用紙にてお振込みの場合=
記号 00130-1-728113 名義 一般社団法人日本書字文化協会
=上記以外からお振込みの場合=
店名 〇一九  口座番号 当座 0728113  口座名義 一般社団法人日本書字文化協会