~日本書字文化協会機関紙 No93~
令和3年(2021年) 11月-12月合併号
◇大平恵理会長ご挨拶
◇第10回全国書写書道伝統文化大会案内
◇<第10回総合大会特集>審査結果、講評
◇総合大会・受賞者コメント集
◇長野秀章先生講演、冬の特訓実施
第10回伝統文化大会(全国年賀はがきコンクール、学生書き初め展覧会)の締め切りは令和4年1月21日(金)です。
第10回総合大会(ひらがな・かきかたコンクール、学生展、全国硬筆コンクール)の文部科学大臣賞、大賞受賞の9人のコメントを掲載しました。
一般社団法人日本書字文化協会(書文協)
本部 〒164-0001 東京都中野区中野2-11-6 丸由ビル3階
電話03-6304-8212 / FAX03-6304-8213
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ご 挨 拶
一般社団法人・日本書字文化協会
代表理事・会長 大平 恵理
「左利き」に思う
第10回全国書写書道総合大会(総合大会)で、文部科学大臣賞とそれに次ぐ大賞を受賞した生徒さんたち9人に、受賞感想コメントを書いてもらっています。コメントはこの号で、全審査結果は11月下旬に発表するのですが、自分が左利きであることを告白したコメントが2本もあって驚いています。
一人は、高校2年の女子生徒。この人は、なんと右手で書いた毛筆でトップに立ち、左手で書いた硬筆で大臣賞に次ぐ大賞に輝きました。この結果、硬筆・毛筆共にすぐれている人に贈られる総合の部で、トップの文部科学大臣賞を受賞しました。審査会では大変に話題になり、使い分けを知った加藤東陽・書文協中央審査委員長も絶句されました。
彼女はコメントで「左利きであるということも自分の一つの特徴だと思って前向きに練習に励んできました」と振り返り、大臣賞受賞を受けたことで「どんなに難しいと思うことでも自分の気持ちさえあればその壁も乗り越えることができると思います」と書きました。
もう一人は、中学2年の女子生徒。彼女のコメント文標題は、ずばり「私は左利き」。彼女も毛筆は右手、硬筆は左手で書く“スイッチ・ライター”です。
左利きであったための保育園時代以来の苦労をつづりました。「右利きの人に比べて上達が遅かったように感じます。書道を始めてから8年が経った最近ようやく少し上達してきた気がするので、やれるだけやつてみようと思います」と決意をつづりました。
実は私も左利きです。右手で書くように矯正したのですが、今も包丁は左手で切り、皮むきは右手でします。彼女たちもまた、辛い思いをすることが多かったかもしれません。
大きな賞に輝いた自信が、2人にこのコメントを書かせたのだと思います。しかし、大きな賞を取ろうとそうでなかろうと「左利き」問題は書文協にとって以前から課題となっています。
性別を超えた平等、多様性尊重を言う「ジェンダーフリー」に象徴される現代社会において、書き文字においても右手、左手はフリーでなくてはいけないのではないでしょうか。ただし、漢字・仮名文化そのものが字の構成、筆のしなりを含めて右手・右書き仕様であるのは事実ですから、その事実を教えた上で、左利きにコンプレックスを持つ必要のないことを教えていきたいと思います。
第10回伝統文化大会を開催します
お正月の風習である年賀状と書き初めにスポットライトを当てた「第10回全国書写書道伝統文化大会(伝統文化大会)」を令和4年1月21日(金)締め切りで開きます。皆さん、奮ってご応募ください。不明な点やホームページの見方など、何でもお気軽に書文協本部にお気軽にお問い合わせください。
大会コンクールは二つ
◆令和3年度年賀はがきコンクール(硬筆)
応募年齢は幼児から一般まで。いずれも指定課題が決まっています。年齢(学年)ごとに定まっている年賀はがき清書用紙(書文協から購入)あるいは日本郵便はがきに書いて応募してください。
◆令和3年度全国学生書き初め展覧会(毛筆)
応募は幼児から大学生まで。指定課題と自由課題があります。自由課題は同一文言でも用紙の大きさ(半紙、八ッ切、半切、地域指定用紙)が違えば3点まで応募できます。
賞構成(予定)は両コンクール同じ
<個別コンクールの部>
特別賞=文部科学大臣賞、名誉大賞(前回大臣賞で今回も大臣賞候補作品となったことを褒賞)、大賞(大臣賞に匹敵する作品)、審査委員会賞、書文協会長賞、推進機構理事長賞、小・中・高校長会賞、全書研会長賞、各主催・後援団体の賞、特別教育奨励賞
準特別賞=優秀特選ベスト10
本賞=特選、金賞、銀賞、銅賞
<総合の部>
毛筆、硬筆ともに優秀な作品の提出者
トップは文部科学大臣賞、名誉大賞、大賞、伝統文化賞(名誉大賞、大賞=選考は個別コンクールと同様)
園・学校出品特典
保育園・幼稚園・学校単位の応募は出品料10%引き。また、参考手本・年賀はがき清書用紙が出品園児・生徒1人当たり2枚を無料で提供。送料はご負担ください。
ホームページに参考手本など掲載
ホームページにAお手本・評価の観点 B実施要項、指定課題解説一覧が掲載されています。Aはページ上部に横一列にあるメニュー欄の「ダウンロード」項目からダウンロードしお使いください。Bはページ中ほどのバナー欄(カット写真付き)の「書写書道コンクール」項目に記載されています。スマホからも楽に見られる作りになっています。
第10回総合大会
応募総数は6568点 前回より10%増
第10回全国書写書道総合大会は、締め切りを1ヶ月余延して、10月22日に締め切られました。
コロナ感染者が多く、延期を求める多数の要請に応えたものです。幸いにも、延期決定後からコロナ感染者が急減期に入り、標記の応募数を得ることができました。
ひらがな・かきかたコンクールは3241点、全国学生書写書道展は711点、全国硬筆コンクールは2616点でした。
審査会は10月28日、東京都内施設で開催。加藤東陽(書文協中央審査員長)ご出席の下、厳正に行われました(写真)。
ここで選ばれた文部科学大臣賞、大賞受賞の9人に受賞コメントを書いていただきました。次ページから掲載しています。
審査講評 加藤東陽・中央審査委員会委員長
全体的に見ると、基礎力が向上している印象を受けました。これからも、一歩先を見つめ更なる発展を期待いたします。
小学校低学年では一字一字の形を整えることや、「止め・はね・はらい」をしっかりと。
3、4年生では、文字の大小を意識することも大事です。
小学校高学年では、行書きで、文字数も増えていきます。ここでまた改めて、字間や行間などにも注意しましょう。
中学生は楷書から行書、さらに高校・大学・一般では草書へと半歩から一歩先の挑戦をすることも推奨します。筆脈をつかみ、2字連綿、3字連綿へと「言葉を書く」という意識を毛筆、硬筆共に養っていくことを心にかけて欲しいと思います。
今回の審査では、利き手が話題になりました。しかし、日常的に利き手の話にとどまらず、多様性を受け入れることの重要性が様々な場面で取り上げられています。文字文化の歴史をしっかりと踏まえ、右手で書いた方が書きやすいということはありますが、左手で文字を書くことも一人ひとりの特徴・個性としてとらえていきたいと考えます。
第10回総合大会
文科大臣賞・大賞受賞者コメント集
全国的に猛威をふるうコロナ禍のため、練習用に普段借りている公共施設が閉館されるケースが増えています。「教室が開けない」と指導者らの悲鳴が聞こえます。自宅9人の方に、喜びをつづっていただきました。長さ調節の必要などから編集の手を入れました。文責は編集部にあります。各コメントはホームページに全文を掲載いたします。
【総合の部】
<文部科学大臣賞>
岩本 芽依(神奈川県立横浜緑ヶ丘高等学校2年)
気持ちで「左利き」の壁乗り越えた
私は幼い頃から書を続けていますが、特に高校生になってからは充実した学校生活と忙しい日々の中で書に充分な時間を取るのが難しくなってしまいました。ですがその分、月に一度のご指導の場ではなるべく多くのものを吸収し自分が納得のいく作品に仕上げられるよう取り組んできました。その積み重ねが今回報われたようでとても嬉しいです。
また私は左利きということで左で書く硬筆は縦線横線が上手くいかなかったり書道では慣れない右手で書くのが難しかったですが、左利きであるということも自分の一つの特徴だと思って前向きに練習に励んできました。左利きだから難しいと諦めてしまうことも簡単ですが私はどんなに難しいと思うことでも自分の気持ちさえあればその壁も乗り越えることができると思います。
<大賞>
大平 知雅(埼玉県・大東文化大学1年)
コメントは学生展に掲載しています。
【ひらがな・かきかたコンクール】
<文部科学大臣賞>
佐々木 智悠(千葉県・たきのい幼稚園年長)
字を書くのが楽しくなったよ
すごい賞がとれて嬉しいです。「ことり」は、線がまっすぐになってしまうので、傾けたり丸く書くのが難しかったです。えんぴつ教室は、字をいっぱい書くので時々面倒くさくなってしまいますが、字を書くのが楽しくなりました。(佐々木 智悠)
この度は、このような名誉ある大変素晴らしい賞を頂き、ありがとうございました。
お調子者で、普段から真面目に物事に取り組む事が少ないので、受賞の連絡をいただいた際は、家族一同大変驚くとともに感激いたしました。
えんぴつ教室の先生方が、とても熱心にユーモアを交えて教えてくださり、よく褒めて伸ばしてくださるおかげだと思います。これを励みにこれからも頑張ってもらえたらと思います。(母)
<文部科学大臣賞>
三好 伶(福岡県大野城市立月の浦小学校3年)
書き方の先生になりたいです
1年生の時から、書き方を習っています。ほかの習い事もしているけれど、書き方が一番好きです。字をきれいに書けたら、とてもうれしいし、先生にほめてもらうと、もっときれいに字を書こうと思います。わたしは、「あおいうみにふねがうかぶ」の「ふ」の文字がとくにむずかしく、何ども練習しました。だから今回しょうをもらえてとてもうれしかったです。
先生いつもやさしく教えてくれて、本当にありがとうございます。これからもたくさんいろいろなことを教えてください。どんなときでも字がうまくかけるようにたくさん練習して、しょう来は、書き方の先生になりたいです。
【全国学生書写書道展】
<文部科学大臣賞>
松田 咲那(兵庫県小野市立小野小学校4年)
泣いたこともあったけど自信に
お母さんが書道教室の先生とお話をしている顔の表情がみるみる笑顔になったので、何をお話しているのかなと思ったら「さなちゃん!文部科学大臣賞になったんだよ!」と言われました。今まで他の展覧会では、上位の賞は上級生が受賞していたので、まさか自分がとれるなんて、びっくりしました。
この作品で「登」の“癶”のバランスがむずかしかったのと、“豆”の部分の線の太さをかえて、しっかりと書く練習を何度もしました。先生は一生けん命教えてくれましたが、上手く書けなくて泣いてしまったこともありました。でも練習が終わるまで待っていてくれる家族の支えもあってがんばれました。
小学1年生の時から習字教室に行き始めて、筆で字を書くのが大好きで、毎週習字教室に行くのが楽しみです。これからもいろんな字が書けるようになることと、自分の名前ももっときれいに書きたいです。この大賞は私の自信になります。
<文部科学大臣賞>
大平 知雅(埼玉県・大東文化大学1年)
文字に触れる喜びを実感
姿勢を正して書きなさいと、小さいころから先生に指導を受けてきました。それは、かなを書く上で一番重要なことだと感じます。姿勢を正すことで手から筆、そして文字へとリズムがつながっていくと実感できるからです。自分でも頭の中で形作れない時、そのリズムで自分だけの文字を書くことができる気がします。そのため、今回の文字も墨で書く前に、こう書こうと少し想像するだけで、あとはリズムに任せて書きました。その時その時で、文字は少しずつ変わるので、2枚で仕上げる席書は、気に入った作品を出品できました。
また、大学もコロナの影響でオンラインになり、配信されたレジュメを印刷するばかりで、ノートに文字を書くという機会がなくなっていました。そのため、書道で文字に触れることに喜びを感じ、今回も楽しく書くことができました。この期間で、文字に触れる大切さを改めて実感し、これからも続けていきたいという思いがより濃くなりました。
スがむずかしかったのと、“豆”の部分の線の太さをかえて、しっかりと書く練習を何度もしました。先生は一生けん命教えてくれましたが、上手く書けなくて泣いてしまったこともありました。でも練習が終わるまで待っていてくれる家族の支えもあってがんばれました。
小学1年生の時から習字教室に行き始めて、筆で字を書くのが大好きで、毎週習字教室に行くのが楽しみです。これからもいろんな字が書けるようになることと、自分の名前ももっときれいに書きたいです。この大賞は私の自信になります。
<大賞>
本橋 明日香(東京都中野区立中野中学校2年)
私は左利き
この場をお借りして、少しだけ私の過去を振り返らせていただきます。
私が書道を始めたのは小学校1年生の時でした。当時6歳だった私は、利き手が左手であるがために、文字の横線を右から左に引き、横書きの文章を右から左に書いていく子供でした。私の通っていた保育園でお手紙交換が大流行した時期に私が友達に書いた横書きの手紙は、全て右から左に読んでいく形式になっていたため幾度か友達から解読不能だと言われたこともありました。左利きの私にとって右手で文字を書くという行為はまさに未知そのもので、初期のころは筆を正しく持つことや横線を左から右に引くことにすら多くの労力を要しました。右利きの人なら簡単に習得できてしまいそうなことを習得するのに時間がかかった私は右利きの人に比べて上達が遅かったように感じます。
書道を始めてから8年が経った最近ようやく少し上達してきた気がするので、やれるだけやってみようと思います。
【全国硬筆コンクール】
<文部科学大臣賞>
色摩 乃雅(埼玉県草加市立八幡小学校6年)
自信につながる賞
先生からこのお話を聞いたときは、まさか自分がこんなに大きな賞をとれるとは思っていなかったのでとても驚きました。それと同時にとても嬉しかったです。
私が硬筆を始めたきっかけは当時小学生だったお兄ちゃんの付き添いでした。習っていくうちにもっと字が上手になりたいという気持ちが強くなって一生懸命練習してきました。今は妹と一緒に教室に通っています。先生はいつも丁寧に優しく、そしてたくさん褒めてくれるので頑張ろうという気持ちになることができます。
私は学校の硬筆展で県まで行くことを目標に頑張っていましたが、いけなかったので、とても悔しい気持ちがありました。しかし、今回このような素晴らしい賞をいただけたのでこれからの自信に繋げることが出来ます。もうすぐ中学生になりますが、苦手な字などもたくさん練習して、一文字一文字もっと上手で素敵な字が書けるように精一杯、頑張っていきたいと思います。
<文部科学大臣賞>
陽 麻衣佳(大分県立上野丘高校1年)
「至誠通天」
想像以上の評価を頂き大変嬉しく思います。また、これまで丁寧にご指導して頂いた先生には感謝の気持ちで一杯です。
初めて草書に挑戦し、作品を仕上げるにあたり、線のしなやかさの中にいかに作品全体に躍動感を出すかを重視しました。草書ならではの流暢さや、強弱を明確化することを考え試行錯誤を重ねながら練習に取り組みました。
今回の受賞で8年間継続してきたことが実を結び、書写書道の学びを通して積み重ねていくことの大切さを実感することが出来ました。そして、今後も日々の努力や様々な経験が生涯の学びにつながっていくと思います。
<大賞>
北村 紗千(神奈川県・森村学園初等部3年)
校長先生らにほめられ励んだ結果です
この度は「大賞」という素晴らしい賞をいただき、本当にびっくりしました。学校の先生から「日本代表みたいな賞だよ!!」と言われて、すごい賞なんだなと実感しました。
私は小学二年生になってから、習字を習い始めました。きっかけは一年生と二年生の時の硬筆コンクールで「教育特別奨励賞」をいただいたことです。その時、校長先生や担任の先生から褒めていただいたことがうれしくて、字を書くことが好きになりました。
硬筆の面白さは、同じ文字を書いても、千差万別で毎回違う文字になるところです。何度も練習することで、自分の理想とする文字に近づけることにやりがいを感じます。
「大賞」を受賞したことを励みに、これからもたくさん練習して、きれいで美しい字が書けるように頑張りたいと思います。ありがとうございました。
<大賞>
岩本 芽依(神奈川県立横浜緑ヶ丘高等学校2年)
コメントは総合の部に掲載しています。
都小書研の研究授業で長野秀章先生が講演
東京都小学校書写研究会(土上智子会長)は10月22日午後、豊島区立池袋本町小学校で、令和3年度研究授業を開催しました。研究テーマは「書写の能力を高め、日常に活かす学習指導の工夫」。
研究授業は5時限目に同小学校4年の小滝潤子教諭が担当、単元名は「漢字同士の大きさ」。白馬という言葉を使って行われました。研究授業は全3時間指導計画の最後の3回目。前授業において自分の課題(テーマ)をカラフルな色で図示した練習用紙が何枚も作成されています。当日の授業ではその練習用紙を使って何枚も練習した後、毛筆のまとめ書き、続いて硬筆のまとめ書きへと指導力に定評のある先生がスムーズに授業を運びました。
途中、アドバイスタイムが設けられ、児童が2人組で互いの課題に合った助言や称賛をするという、学び合いを取り入れた学習活動が行われました。「①毛筆で中心を指導する際、あらかじめ学年、氏名を書く欄の幅を取った線入りの下敷きだと指導しづらい②硬筆、毛筆を関連付けて指導する際、毛筆では姿勢が良かったのに硬筆になったら姿勢が悪くなった、えんぴつの持ち方の指導はどうしたらいいか」などの問題が提起されました。
終了後、分科会報告が行われたのを受けて、東京学芸大学名誉教授、書文協中央審査委員会委員の長野秀章先生が講演されました(写真)。先生は<学習指導要領、第3学年及び第4学年の内容(3)エ「書写に関する次の事項を理解し使うこと」に照らし、毛筆指導は「書き方」を学ぶことであり、書く過程を学ぶことが主眼である>と強調されました。また、対象の学年が毛筆書写を始めて2年目の4年生であることから<毛筆については筆順や点画の接し方などにも重点を置いて指導して良かったのではないか>など述べられました。
冬の特訓を実施します
恒例の冬の特訓を年末・年始に実施します。書き初め等学校の宿題も指導します。場所、参加料など詳細の決定はこれからですが、コロナが落ち着きを維持していれば、多くの参加者を期待します。専修学院の生徒以外も状況が許せば受け付けます。書文協本部にお問い合わせください。
特訓は中野、代々木と青梅市の3会場で行います。中野は年末に中野ゼロホール、年始は、代々木のオリンピックセンターです。青梅は同市内の公共施設で行います。